TOP > 展覧会情報 > 第63回 日本現代工芸展 授賞作品・授賞理由 > 内閣総理大臣賞 青木 宏憧
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覗き込む人々を神々の世界へと引き込む作品である。甲虫に上下を守られた中に、円形に膨らませた漆の鏡が配され、作品の前に立つ者の姿と精神とを映し込む。漆、金粉、螺鈿、琥珀、金箔などの素材を高度な技術を駆使して構成した完成度は高い。漆芸家として長いキャリアを持ち、様々な意欲作がある中でも、今作は代表作の一つとなるだろう。
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