TOP > 展覧会情報 > 第60回記念 日本現代工芸展 授賞作品・授賞理由 > 現代工芸本会員賞 井上 雅子
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作者は、九谷の磁器土をタタラ成形により独特の建物として造型し、意図として荒々しく焼き上げ、艶黒と消黒という顔料で獲物を狙うカラスを作者独特の視点で磁体に描き、背景には金箔を焼き付けて2種類の黒色で表現したカラスを際立たせている。狙われた鼠を背面 に逃がして描くユーモアにも溢れ、今日的な空気感を漂わせた優品である。
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