TOP > 展覧会情報 > 第62回 日本現代工芸展 授賞作品・授賞理由 > 現代工芸本会員賞 上前 功夫
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「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」(柿本人麻呂)。これは本作の発想源となった和歌である。上前は、テレビの一部であったガラスを再利用し、鋳造技法によって制作する。かつて未知への扉であった製品の廃材は、鋭利な三日月となり、仄暗い月夜の靄となって、先人たちが見知らぬ世界に思いを馳せた光景を想起させる。
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