TOP > 展覧会情報 > 第58回日本現代工芸展 授賞作品・授賞理由 > 現代工芸本会員賞 吾子 可苗
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天平時代の漆胡瓶を連想するフォルムを、現代に置換えて新たなチャレンジを試みている。眉の中で生命が育ち、生まれるさまを表現している。作品の中央に位置する蓋物は、大切なものを入れたり、想いを入れたりし、そこから噴き出すエネルギーが、やがて繭の花として咲き出すイメージを作り上げている。網状に配した形状と、漆の持つ特色をよく生かした作品である。
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