TOP > 展覧会情報 > 第61回 日本現代工芸展 授賞作品・授賞理由 > 東京都知事賞 青木 宏憧
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下部にはカブトムシの角と足をイメージする構造物があり、その上に漆黒の円盤が立ち上がる。円盤はゆったりとした膨らみを持ち、磨かれて鏡面となる。目の前にあるもの全てを中へと映しこみ、奥行きある世界観を表出する。その漆の面自身が光を放つ造形は存在感があり、嵌め込まれた貝の輝きなど完璧な技術力で、完成度の高い作品である。
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