一般社団法人 現代工芸美術家協会

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一般社団法人現代工芸美術家協会沿革

1961[昭和36年]〜 1969[昭和44年]

1961[昭和36年]

3月26日
全日本工芸美術家協会を解散、新団体を結成するべく、その設立準備委員の指名を山崎覚太郎氏に一任。設立準備委員に山鹿清華氏外32名を指名。
4月13日
第1回委員会開催、創立時の基礎会員選考、定款の検討、128名の会員を選出。
6月4日
創立総会開催(場所:椿山荘(東京都文京区関口台町)、出席会員95名。設立準備委員代表山崎覚太郎氏を議長に選出し議事審議。定款原案を可決。委員選挙。委員長を互選、山崎覚太郎氏に決定。総会後祝賀会開催。
6月20日
第1回委員会開催、31名の常任委員を選出。常任委員会を開催し、事業計画、展覧会実施を検討、機関誌「現代工芸ニュース」の発行を協議。
7月4日
常任委員会開催。顧問、参与を決定。常任委員の役割分担(展覧会係、広報係、渉外係及び会計監事)を決定。
7月12日
在京常任委員会開催。地方会設立要項案、予算など協議。
8月22日
在京常任委員会開催。委員長より正力読売新聞社長と会見の結果報告、展覧会の具体化を検討。役員決定
顧問:板谷波山、高村豊周、岩田藤七、山鹿清華
参与:井上良斎、大須賀喬、各務鉱三、内藤春治、宮之原謙、山室百世以、岸本景春、清水六兵衛、楠部弥弌、皆川月華、委員長山崎覚太郎
委員:(○印は常任委員)会田富康、青木滋芳、井上良斎、岩田久利、海野建夫、大須賀喬、大坪重周、岡部達男、各務鉱三、○佐治正、○佐藤正己、○高橋節郎、○帖佐美行、○辻光典、寺本美茂、○中村光哉、内藤春治、○西大由、○野口晴朗、信田洋、○般若侑弘、○蓮田修吾郎、広川青五、○丸谷端堂、宮之原謙、○三井安蘇夫、山本正年、○山脇洋二、○山岸堅二、山室百世以、○安原喜明、○浅見隆三、伊東陶山、○伊東翠壷、小合友之助、河合栄之助、岸本景春、○岸田竹史、○清水洋、清水六兵衛、○楠部弥弌、○佐野猛夫、堂本漆軒、○番浦省吾、○宮下善寿、皆川月華、森野嘉光、○山鹿清華、伊藤豊、亀倉蒲舟、○原直樹、○彼谷芳水、山崎立山、横山白汀、北出塔次郎、○小松芳光、高橋介洲、○鈴木青々、田辺竹雲斎、○平松宏春、○鳴政雄、大西忠夫、○生野祥雲斎
地方会発足地方会設立要項に則り、大阪部会、四国部会、新潟部会、京都部会、石川部会、愛知部会、西日本部会、富山部会、東京部会の各地方会が発足または結成準備。
9月1日
機関誌「現代工芸二ュース No.1」を発行(編集:現代工芸美術家協会広報部、発行:東京都千代田区神田鍛冶町1-4 現代工芸美術家協会)、冒頭に山崎覚太郎委員長の“主張”が掲載され多大の反響を呼んだ。
主 張現代の工芸という言葉は、自ら過去の工芸という言葉と対照される。過去の工芸とは我々の時代から既に遠のいた歴史的反省の存在価値しかないものを指す。之に反撥を感じ批判を加えると同時に、現代を呼吸し消化し生きた生命を感じつつ制作した作家の所産を現代工芸と名づく。
由来「工芸」というものは用と美の抱き合ったものだという観念が色々の解釈を投げかける。機能を主としつつも美的な処理を行うインダストリー・デザィン、合理性と経済的思想から生活過程に随伴することを本義として自ら量産を予期する生活工芸、或いはこれと同巧異曲である様相を呈しつつも製造手段を手製であるべきことを主張するクラフト等々に、外国の直訳的工芸批評家を加えて正に世は紛々たる状態である。
然し工芸の本義は作家の美的イリュウジョンを基幹として所謂工芸素材を駆使し、その造型効果に依る独特の美の表現をなすもので、その制作形式の立体的たると平面的たるとをとわず工芸美を追求することにある。「使える工芸」という文字は、長い間の工芸の道具的説明でしかなかったのである。
現代の工芸は又現代の新しい解釈を要求する。現代工芸美術家協会(略称現代工芸)はこのような工芸観をもつ作家の集団であって、今後我々の展開する制作活動は高い視野に立っての日本工芸の道標であるべく、広い意味に於ては日本の特性をもつ国際交流への選抜手でなければならない。百家鳴騒の工芸界にあって先ず我々の主張を明らかにし以て前進せんとするものである。
(原文のまま)
11月1日
「現代工芸ニュース No.2」を発行。

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1962[昭和37年]

4月10日
「現代工芸二ュース No.3」を発行。
5月1日〜13日
第1回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋8階ホールに於て開催(主催:現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送綱株式会社、後援:文部省)
7月3日〜4日
第1回日本現代工芸美術関西展をなんば高島屋に於て開催(主催:現代工芸美術家協会、大阪読売新聞社、読売テレビ放送株式会社)
7月10日
「日本現代工芸美術展図録1」(モノク口図版64頁)をマリア書房(京都市)より刊行。

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1963[昭和38年]

1月31日
「現代工芸ニュース No.4」を発行。
5月7日〜19日
第2回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋8階ホールに於て開催(主催:現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送網株式会社、後援:文部省)
5月28日〜6月2日
第2回日木現代工芸美術関西展をなんば高島屋3階ホールに於て開催
5月30日
「日本現代工芸美術展図録2」をマリア書房より刊行。
6月15日〜23日
日本現代工芸美術北陸展を高岡市美術館に於て開催。

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1964[昭和39年]

1月21日
メキシコ展の出品作品決定。外務省及び国際文化振興会(KBS)の意向に添い、全国より83点を選抜。会期は、メキシコシティーに於て4月29日開催を目途に準備進行。なお、同展はメキシコ終了後、力ナダ巡回を計画。
3月7日
外務省情報文化局の依頼で、台湾に於て4月29日を目標に現代工芸展を開催、常任委員クラスの作品約30点を選定。
4月15日
アメリカ巡回展。アメリカ側実施案に基づき、作品数は約100点を選定、アメリカ全土に亘り展示されるため、全作品を三分し巡回させる方針となる(第3 回展より選定)。
5月5日〜10日
第3回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋に於て開催(主催:現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送網株式会社、後援:文部省)
5月22日〜31日
高松市立美術館に於て現代工芸美術展を開催。
6月9日〜14日
なんば高島屋に於て第3回日本現代工芸美術関西展を開催。
6月10日
「日本現代工芸美術展図録3」をマリア書房より刊行。
8月1日
「現代工芸ニュース No.5」を発行、TBS提供による現代工芸メキシコ展の会場写真掲載。(メキシコ大統領御夫妻、親善のためご渡航中の皇太子殿下御夫妻のご観覧スナップなど)また、メキシコ各新聞からの同展に関する抜粋記事を掲載。
9月21日
「現代工芸ニュース速報第20号」によれば、メキシコ展は、更にアルゼンチン、チリ、ブラジル、リオデジャネーロなどを巡回予定。一方、台湾展は、その後香港でも絶大な歓迎。また、来年2月の汎太平洋芸術祭に参加のため、新たに約100点が外務省の手を通じ送られることになった。

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1965[昭和40年]

2月25日
「現代工芸ニュース速報第21号」によれば、外務省文化局によって大規模に催されるべルリン芸術祭に、第4回の現代工芸展が参加決定。べルリンをはじめハンブルグで展覧され、その後オランダ、べルギー、フランスに於て巡回展示予定。その後の海外 展事情の見出しで、アメリカ展、メキシコ展、ニュージーランド展、ハワイ展、台湾・香港展を紹介。
5月4日〜5月9日
第4回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋に於て開催(主催:現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送綱株式会社、後援;文部省、外務省)同展は、とくにべルリン芸術祭参加と銘うち、これまで読売新聞社賞、高島屋賞が授賞者に副賞の形でそれぞれ与えられていたが、本年度から文部大臣賞、外務大臣賞が会員賞に付加されることになった。
5月25日〜30日
なんば高島屋に於て第4回日本現代工芸美術関西展を開催。
9月1日
「現代工芸ニュース No.6」を発行。社団法人現代工芸美術家協会設立準備会報告掲載。アメリカ巡回展報告。
9月10日
「日本現代工芸美術展図録4」をマリア書房より刊行。
11月1日
社団法人現代工芸美術家協会発会総会(上野公園韻松亭)

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1966[昭和41年]

2月24日
法人設立
3月1日
「現代工芸ニュース No.7」を発行。
べルリン芸術祭参加報告。新聞批評翻訳掲載。海外展スケジュール、海外展情報掲載。
5月3日
現代工芸美術家協会東京会創立総会。
5月10日〜15日
第5回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋で開催(主催:社団法人現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送網株式会社、後援:文部省、外務省)
5月31日〜6月5日
なんば高島屋に於て第5回日本現代工芸美術関西展を開催。
8月15日
「現代工芸ニュース No.8」を発行。
第5回展を省みて(座談会)を収録。海外展情報(北米巡回展、北欧巡回展、中南米巡回展)を掲載。
10月15日
「日本現代工芸美術展図録5」をマリア書房より刊行。

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1967[昭和42年]

3月15日
「現代工芸ニュース No.9」を発行(発行所:東京都台東区東上野4-10-17 社団法人現代工芸美術家協会)日本現代工芸美術ローマ展派遣報告「世界を馳ける日本現代工芸美術展」図表、支部会状況(東京会)掲載。
5月16日〜5月21日
第6回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋に於て開催(主催:社団法人現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送網株式会社、後援:文部省、外務省)
国内巡回展
5月30日〜6月 4日 関西展(なんば高島屋)
6月10日〜6月15日 名古屋展(丸栄デパート)
7月 4日〜7月 9日 九州展(北九州市立八幡美術館)
7月20日〜7月24日 北陸展(金沢市観光会館)
8月25日
「現代工芸ニュース No.10」を発行、第6回展を見て(座談会)収録。国内巡回展情報、支部会状況(京都会・大阪会)
9月15日
「日本現代工芸美術展図録6」をマリア書房より刊行。

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1968[昭和43年]

4月9日〜14日
第7回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋に於て開催(主催:社団法人現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送網株式会社、後援:文部省、外務省)
国内巡回展
4月23日〜4月28日 関西展(なんば高島屋)
5月 2日〜5月 8日 北陸展(高岡市立美術館)
5月15日〜5月26日 九州展(北九州市立八幡美術館)
6月 8日〜6月13日 名古屋展(丸栄デパート)
6月19日〜6月30日 香川展(香川県文化会館)
4月25日
「現代工芸ニュース No.11」を発行。
第7回現代工芸美術ロンドン展参加報告。ロンドン展の感想・意見集録、支部会情況(東海部会)掲載。
8月1日
「日本現代工芸美術展図録7」をマリア書房より刊行。
9月15日
「現代工芸ニュース No.12」を発行。
第7回を迎えた現代工芸美術展(座談会)収録、国内展情報(関西展、北陸展、九州展、香川展)海外展スケジュール(東欧展)掲載。

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1969[昭和44年]

3月1日
「現代工芸ニュース No.13」を発行。
日本現代工芸美術プラハ展派遣報告、海外展情報(カナダのモントリオール展)
4月15日〜20日
第8回日本現代工芸美術展を日本橋高島屋に於て開催(主催・社団法人現代工芸美術家協会、読売新聞社、日本テレビ放送網株式会社、後援・外務省、文化庁)。
国内巡回展
5月 8日〜5月14日 九州展(北九州市立八幡美術館)
5月18日〜5月25日 香川展(香川県文化会館)
5月29日〜6月 9日 関西展(京都市美術館)
6月14日〜6月21日 北陸展(石川県美術館)
6月15日
「日本現代工芸美術展図録8」をマリア書房より刊行。
8月25日
「現代工芸ニュース No.14」を発行。
第8回展授賞作品を語る(座談会)収録海外展(ワルシャワ)、国内展情報(九州展、香川展、関西展、北陸展)掲載。

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