第51回日本現代工芸展授賞作品・授賞理由 - 展覧会情報

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高温で焼成された青白磁の神々の座は、まさに研ぎ澄まされた単純な造形の中に、作者の神々に対する畏敬の念が見事にイメージ化された秀作です。

陽光に映える孔雀の園を表出し、災害からの復興を願うが如く輝かせています。独自の漆による表現効果を、孔雀の羽根のパターンで全体を覆い、それを貝の線で分割し、画面に秩序と緊張感を与える快心の作です。

七宝による多様な素材効果を発揮させた作品です。作者の宇宙観を天体の星、そこに醸し　出される光と影によりロマンチックに表現した作品で、思わず幻想の世界へ誘い込まれます。。

灼熱の砂の大地、余熱の残る地平に夕陽は転がるように沈み行く。その瞬間の夕照光景を、独自の透かし織り技術で単純明解に捉えた意欲作です。

ナミビアの砂漠空間に一夜を過ごしたときの強烈な印象を、限りない生命力を宿すウエルウッチャ（サボテンの一種）を象徴的に配し、熟練された染色技術と部分刺繍を巧みに施した労作です。